中古マンション購入の予算の決め方、住宅ローンの毎月の返済額は?
住宅ローン借入額は年収の5倍?年間の返済額は年収の25%以内?
住宅ローンの借入額は、一般的に年収の5倍以内や返済負担率が年収の25%以内、などと言われています。かく言う管理人も年収(税込み)の25%で住宅ローンを組み、9年間返済していました。
しかし実際には、税込年収の25%では正直きつかったです^^;
まだ子供が小さく小学生までだったので、将来の教育費にお金が掛かる前だったので、ローンを払っていけてましたが、そのままの年収では子供二人を無借金で大学まで出せるかと言ったら、無理だったと思います。
本業の他にアルバイトをするか、嫁さんにパートで働いてもらうか、子供に奨学金なりアルバイトなどで負担させる事になっていたと思います。
では年収に対してどの位の返済が適正なのでしょうか?
適正な住宅ローン返済額は?
それぞれの家庭で収入や支出、価値観や優先順位が異なるので一概に住宅に掛けられる金額を出すのは難しいですが、夫婦+子二人の家庭で年間手取り年収の25%以内に留めておいた方が無難でしょう。税込年収なら20%以内が無難です。将来自分の給料の昇給の見通しが立たないのであれば、20%以内が望ましいですが。。。 年収別の可能借入額シミュレーション
住宅ローン返済額シミュレーション
税込み年収500万円であれば、手取りは400万円と仮定します。(住宅ローン返済分は手取り年収の25%で計算しました)
手取り年収の25%
400万×25%=100万円
月々の住宅ローン返済額
100万÷12=83,300円
手取り年収400万円で住宅ローン返済分を25%とするなら、月々83,300円まで住宅ローンの返済に充てられます。これを元に住宅ローンで幾らまで借りられるのか?計算してみましょう。
フラット35、金利1.650%の場合
毎月返済額 83,300円(手取り年収400万円の25%)
融資金利 1.650%(2014年10月現在 融資率9割以下の金利)
返済期間 35年
借入可能額 2,656万円
※フラット35ローンシミュレーションで計算
借入可能額は2,656万円と出ました。これに自己資金(頭金)を加えた額が、マンション購入可能額となります。
その他にも諸費用(物件価格の5~8%)があるのでそれも計算に入れておかないといけません。
では手取り年収400万円の人が、物件価格3000万円の中古マンションを購入した際の支払シミュレーションをして見ましょう。
シミュレーション
税込み年収 500万円(手取400万円 月々の手取33.3万円)
中古マンション価格 3000万円
諸費用(7%として) 210万円
合計 3210万円
ローン借入額 2656万円(手取年収400万円の25%)
毎月の返済額 83,300円×35年
必要自己資金 554万円(頭金344万円 諸費用210万円)他に引越し代、家具代など別途必要
以上が年収に対して、毎月無理の無いと思われるローン返済額に抑えた場合の、中古マンション購入シミュレーションです。
自己資金が重たい感じですが、頑張って貯めるか、可能であれば両親からの援助も必要かもしれません。
これよりももっと高い物件が欲しかったり、自己資金が少ない場合は、借入額を増やす事になりますが、毎月の住宅に掛かる費用は住宅ローン以外にもマンションの維持費(管理費、修繕積立金、駐車場、固定資産税など)があります。毎月の維持費(大体5万円前後)を考えると、やはり住宅ローンの返済比率は、税込み年収の25%以下に抑えたほうが無難でしょう。維持費についてはこちら
しかし良いマンションがあれば、多少無理してでも欲しくなる気持ちはあるでしょう。自分もそうでしたから(笑)
覚悟を決めて多少無理してでも、欲しいマンションを手に入れてもいいと思います。将来的に生活費や教育費が足りなくなる不安があるなら、仕事を頑張って収入を増やせばいいでしょう。自分も家族のため、子供のためと思って仕事を頑張り、収入を増やすことが出来ました。借金をする事でお尻に火が点けば、多少は頑張れると思いますよ(笑)出来れば無理をしないで堅実に、がおススメですが^^;
次はバカにできない維持費を考えて見ます。
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