中古マンションの諸費用の内訳を紹介
中古マンションには、物件価格以外にも諸費用が掛かってきます。ここではその内訳を紹介します。
印紙代
売買契約書に貼る印紙代は、物件価格が1000万以上5000万円以下の場合は、1万円の印紙代が掛かります。
仲介手数料
不動産業者に支払う仲介手数料です。物件価格の3.24%+6.48万円(税込)が上限です。これは交渉で割引してくれたり、仲介手数料無料や半額を謳っている不動産会社もありますが、大手ではほぼ上限での取引が多いです。3000万円の物件なら仲介手数料上限で1,036,800円となります。
登記費用
登記するための費用。登録免許税、 司法書士への報酬(10~20万円)などです。
3000万円の物件として、司法書士報酬が10万円とした場合、概ね21万円位です。
ローン借入費用(フラット35融資額2000万の場合)
・ローン契約時は1000万以上5000万円以下で2万円の印紙代が掛かります。
・事務手数料が432,000円(手数料定率の場合。定額だと手数料は3万円台ですが、その分金利が高くなります)
・団体信用生命保険が71,600円
・火災保険が150,000円
・適合証明手数料が50,000円
以上合計で703,600円になります。
銀行融資の場合も各金融機関によって異なりますが、同じような金額の諸費用が掛かって来ます。
(借入額別住宅ローン諸費用シミュレーション)
固定資産税と都市計画税の精算金
その年の購入者の所有期間や、その物件の評価額によって変わりますが、10万円前後程度見込んでおくといいでしょう。
まとめ
中古マンションの諸費用はおおむね物件価格の5%~8%です。上記に上げた費用以外にも、リフォームする部分があるならリフォーム代、家具やカーテン家電代、引越し費用などがあります。これらの費用も含めて予算を検討して、無理の無い中古マンション購入計画を立てましょう。
※参考 5000万円の中古マンションを購入するため、フラット35Sから4500万円(90%)、民間の銀行から500万円(10%)を借入した場合の諸費用内訳(物件価格の100%を34年ローン)
諸費用名目 | フラット35S金利Bプラン借入金利 (物件の90%) (当初5年0.942% 11年目以降1.542%) |
銀行の金利 (変動1.875% ▲0.85%優遇) |
売買契約書の印紙代 | 10,000円 | ← |
---|---|---|
ローン契約書の印紙代 | 20,000円 | 20,000円 |
ローン事務手数料(0.756%) | 340,200円 | 0円 |
ローン保証料 | なし | 0円 |
適合証明手数料 | 43,200円 | ← |
団体信用生命保険料 (1年目) |
161,000円 (10年目の保険料 124,900円) (3大疾病保障あり 246,000円) |
銀行負担 |
火災保険料 | 390,000円 | ← |
住宅ローン登記関係費用 (抵当権設定、司法書士報酬) |
110,000円 | 32,610円 |
登記関係費用 (所有権移転、司法書士報酬) |
220,000円 (セカンドハウス 370,000円) |
← |
固定資産税精算金 | 60,000円 | ← |
仲介手数料 | 1,684,800円 | ← |
諸費用合計 | 3,039,200円 | 52,610円 |
合計 3,091,810円 | ||
34年ローンの毎月の返済額 | 当初5年間:128,940円 6年目以降:139,953円 |
16,914円 |
※フラット35+銀行の合計 当初5年間:145,854円 6年目以降:156,867円 |
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