一戸建ての購入記や一戸建ての売却記、中古マンションの買い方など

マンション「買うか?賃貸か?」

分譲マンションのメリット

・地震に強い。(1981年の新耐震基準の後に建てられた場合)

・設備が良い。(キッチンや水周りのグレードが高い、風呂が広い、床暖房があるなど)

・断熱性が良い。

・賃貸と比べると広い間取りが選べる。

・固定資産として自分の持ち家になる。(何かあった時に売却してお金になる、子供に残せる)

・ローンが終われば月々の負担が軽くなる。(修繕積立金、管理費、固定資産税は必要)

・セキュリティの面で優れている。(管理人、防犯カメラ、オートロックなど)

・将来リフォームが可能。

・住宅ローンを組めば、住宅ローン控除などで税金の優遇がある。

・住宅ローンを組んでいれば、世帯主の死亡によるリスクは低い。(団体信用生命保険で住宅ローンが完済される)

分譲マンションのデメリット

・住宅ローンが終わっても、修繕積立金、管理費、固定資産税、駐車場代が掛かる。

・住宅ローンを組むと、容易に引越しできない。(売却の際、残債が残れば残債分一括返済となる)

・住宅ローンと言う長期間の借金が精神的に苦痛と言う人も。

・将来の大規模修繕や建て替えとなった場合、修繕積立金でまかなえられなければ、一時金を徴収されることもある。

・相場があり、景気に左右され価格に変動がある。

賃貸マンションのメリット

・ライフスタイルに合わせて自由に引越ししやすい。(結婚した、子供が生まれた、収入が減った、転勤など)

・住宅ローンを組む必要が無いので、長期の借金をしなくて済む。

・修繕費用は家賃に含まれている。(大家さんが持つ)

・固定資産税を払う必要が無い。

・分譲マンションほど景気に左右されず、賃料は安定している傾向である。

賃貸マンションのデメリット

・家賃を払っていても、自分のものにはならない。

・分譲マンションに比べると設備が劣る。

・賃貸向けマンションは分譲ほど建物にコストが掛けられておらず、上下階や隣の物音が気になることも。(防音にお金が掛けれていない)

・ファミリータイプ(3LDK)以上の間取りが少ない。あっても賃料が高い。

・自分のものではないので、リフォームが出来ない。

・年を取ると希望する賃貸に住むのが難しくなる。(収入減や部屋での孤独死のリスクなど)

・全体的に分譲よりも耐震性に劣る建物が多い。

・敷金、礼金、仲介手数料、火災保険料、2年ごとの更新費用など家賃以外にも掛かるコストがある。

・景気が良くなれば2年ごとの更新時に家賃が値上げされることも。

結局買った方が良い?借りた方が良い?

上記に分譲マンション、賃貸マンションのメリット、デメリットをそれぞれ挙げましたが、では結局どちらがいいのか・・・さてどちらがいいのでしょうか(笑)

これはそれぞれのライフスタイルであったり、収入であったり、マンションに求める価値観だったり、様々な要因で良い、悪いに別れてしまいます。

仮に分譲マンションの毎月支払う住宅ローン+管理費・積立金と、賃貸マンションの家賃の金額が同じと仮定して、35年間住み続けるとそのコストはほぼ同じになってきます。

では、その後ローンが無くなり手元にマンションが残るので、その分買った方が得だ、と考える方が大半だと思いますが、35年先のマンションの残存価値がどの位残っているのか?実際に売却する場合はいくらで売れるのかが分かりませんし、そのまま住み続けるなら大規模修繕や建て替えの持ち出し費用も考えなくてはなりません。

仮に売ったとしても、その後賃貸に住むなら、結局賃貸暮らしになってしまいます。その分、それまで賃貸マンションよりも広くて設備の良い分譲マンションに住めた、と言うメリットもありますが。

お金だけで言えば、狭くても古くても家賃の安い賃貸マンションに住み続ければ、35年後には買った時と比べて手元に残るお金は大きな物になるかもしれません。しかし子供が生まれれば部屋数も増やしたい、広いお風呂やきれいなキッチンが良い、駅の近くに住みたい、環境のいいところに住みたい、など様々な要望が出るので、家賃の安い賃貸マンションでは満足できない、と言う不満も出てきます。

また分譲マンションを買って、10年後に新しいマンションに買い換えたりする場合は、10年後の自分のマンションがいくらで売れるのかで、それまでのコストが大きく変わってきます。もしかしたら売れる金額よりもローンの残債の方が多く残ってしまうかもしれません。買い替えの際の諸費用や頭金も必要になってきます。それらを考慮すると、賃貸マンションを住み替えた方がいいのかも知れません。

あれこれ挙げて見ましたが、結局どちらが得かは分かりません(笑)
金額だけで言えばどちらかが多く払う事になるでしょうが、住みたい街や広い部屋に快適に住めれば、コストが掛かっても納得できるでしょう。

金額の損得だけで決めるなら、それは投資家であって一般のサラリーマンには関係ないというか、お金の損得だけでなく、そこに住む家族が楽しく暮らしていけるかの満足度が重要だと思います。

個人的には、多少コストが掛かっても分譲マンションに住むのがいいと思います。「マンションを買う派」ですね(笑)。

毎月同じ金額を払うなら、間取りや広さ、設備の良さ、耐震性などから分譲マンションの方がメリットが大きいと思います。

賃貸でも分譲マンションと同等の設備を持ったマンションもありますが、それはまだまだ数が少ないと思います。通常は分譲マンションと同等の広さや設備、造りを持った賃貸マンションを同じコストで借りることは出来ないと思います。

子供が生まれれば部屋数は増やさなければならないし、通勤、通学の面で引越しが必要になるかもしれません。それらがマンションを買う理由になるので、世の中の景気が良かろうが悪かろうが、マンションの相場が高かろうが低かろうが、自分や家族にとってマンションが必要になった時が買い時だと思います。

住宅ローンを組むなら、将来の収入を見越して、無理をしない範囲内で毎月の支払額を設定して、マンションを買えばいいと思います。

>> 中古マンションのメリット、デメリット


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